アドニス・アエスティバリス(adonis aestivalis)というのが正式のお名前なのですが、切花で花市場に並ぶときにはアドニスだけのことが多いんです。
ヨーロッパ原産のキンポウゲ科フクジュソウ属の一年草。
えっ?フクジュソウ?って思うでしょ。
こちらまたの名前をナツザキフクジュソウと申します。
ふつうに育てると5月から7月ころに咲く花のようです。
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フクジュソウは早春に咲く黄色い多年草。花も5cmほどにも開きますが、この赤い花は開いてもやっと2cmにとどくかどうかの小輪。
フクジュソウも咲き進むと茎が伸びてかなり草丈のある姿になりますが、こちらは最初から丈のある姿で咲きます。
アドニスというのはフクジュソウ属全体を指す名前。
なんとギリシャ神話に出てくる美少年さんのことなんでございます。
アドニスは美の女神アフロディテに愛されたのですが狩の途中で猪に殺されてしまい、その血からアネモネが咲いたというお話。
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それがなんでフクジュソウなのかははてな?なのですが、赤い血の色に咲いた花ってアネモネよりもこれっぽかったりして・・・
ちなみにこの花もキンポウゲ科の他のみなさんと同じく明るい場所でないと花を開かない性質。
おかげさまで切花を撮影するのに屋外の直射日光の下ということになりました。
陽を浴びてピッカピカに輝いてますでしょう。(笑)