自宅庭の墨田の花火。
八重咲きのガクアジサイが鉢物として出回るようになった最初の品種なんです。
ちょうどねこじゃらしが花屋にかかわり出した頃、かれこれ20年くらい前の話でしょうか。
ピンク色で大輪のミセス・クミコなども出始めた頃で、鉢植えのハイドランジア(西洋アジサイ)の人気が高まった時期でもありました。
白にかすかにブルーが混じる色合いと、まわりの装飾花の花茎が長く微妙に花と花との間が空く姿は涼しげで、夏の夜空を彩る花火そのもの。
墨田の花火とはピッタリの名前を付けたものだなあと感心したのを憶えています。
今でも変らず人気のある品種ではありますが、その後に出た城ヶ崎などに押されて以前ほどは出回っていないように思います。
花房がかなり大きくなるので小さい鉢で育てるのには向かないというのもあるかなと・・・
できれば庭植えや大鉢で育てて、のびのび本領発揮させてやりたい花なんです。
6月20日追記
夕方になってからふと気がついて写したのであまりきれいな写真じゃなくてごめんなさい。
お店前に居着いている城ヶ崎です。
鉢植えのまま放りっぱなしになっているのでだいぶ花房が小さくなってしまいましたが・・・
どれも現在咲いている花なんですが、同じ城ヶ崎といってもこんなふうに色が違います。
この花色の違いのメカニズムについては
こちらとか
こちらをご覧ください。
つまりは生産者さんのところで用土とか肥料を細工することによって花色を変えているわけです。
鉢花なればこその技ともいえるわけですよねえ・・・(汗)
↑でも書きましたとおり、ねこじゃらしのコたちは仕入れた時のままなのであまり花色に変化はありませんが(青花とピンク花、両方仕入れました。)地植えにした場合は、購入時とすっかり色が変ってしまうなんて事態もよく発生いたします。
花屋でもそのへんの事情の説明がなかなかしきれないというのもあるのですが・・・
元どおりにというのは無理だろうなと思います。
そのお家のお庭の色になったと理解していただければとってもありがたいかなーっと。(大汗)