今日はお店を臨時休業して東京へ行ってきました。
NFD(日本フラワーデザイナー協会)の講演会があって、品川のNFD本部まで。
講演会の内容は“日本美術を彩る花とその意匠”
講師は実践女子大学の仲町啓子先生。
スライドを使って、大学の授業みたい。
奈良から江戸時代まで駆け足の内容で、ちょっと急ぎ過ぎかなあ・・・と。
概論とすればそうならざるを得ないのかもしれませんが、できれば日本美術における花の意匠についてと絵画としての植物画の話を分けて欲しかった。
もう少し、テーマを絞っての講演だとおもしろいんじゃないでしょうか。
ま、余計なことですが・・・
とにかく今日はものすごーく暖かくて、日中はコート脱いでセーターで歩いててちょうどいいほど。
バタバタと時間が忙しいお出かけだったので目的地までの往復しかできなかったのですが、途中でちょっとだけ東京の春を探してみました。
品川プリンスホテルの敷地ではオトメツバキが見頃でした。
八重咲きでしべがないため実が付かない=子どもがいないので乙女椿なのだとか、その昔殿様がこの花を気に入って家臣に栽培を禁止したからお止め椿なのだとか、名前の由来には諸説あるようですが・・・
ねこじゃらしが子どもの頃、おばあちゃんがこの花でお人形を作ってくれたんです。
咲きかけのつぼみの花びらを少しずつひっくり返していくと着物というかドレスのようになって、残ったつぼみがちょうど顔のようになるんですね。
ふと懐かしく思い出しました。
NFD本部の近くで甘い香りがするなあと思ったらジンチョウゲが満開でした。
今年は群馬でだってもう咲いてますから、出会ったことに不思議はないんですけどね。
春浅いはずの3月初めにこうも見事に花の盛りというのもねえ・・・
気温が高かったせいでしょうか、香りがひときわ強かったように思います。
ユニセフの建物の横ではヒメリンゴのつぼみがこんなになってました。
もうすぐ咲きそうですね。
これはさすがに早過ぎるかもしれないけれど・・・