木々が芽吹く季節って大好きです。
山がぼやっと白っぽくなったなあと思っていると、あっという間にいろいろな色の緑が出現します。
それぞれの木々の芽吹きの色ってみんな違うんですよねー。
緑色ってこんなにあったんだーとわくわくしてきちゃいます。
春の遅いねこじゃらしのお店の前でもさすがにあれこれ動き出しつつあります。
そのなかで、えっ!という意外性とともにものすごく目を引くのがこれ、
“出猩々”という品種名をもつカエデです。
真っ赤っか!!!
秋の紅葉のときの写真ではありません。
正真正銘、今現在の状態です。
猩々というのは中国の想像上の動物で、猿に似て,人の顔と足をもち,人の言葉を解し,酒を好むのだそうな。日本では,赤面赤毛とされているため赤色を表す表現としてよく使われます。
つまり、芽吹きのとき出てくる葉っぱが赤いから“出猩々”。
このカエデ、このままずっと赤い葉っぱなのではありません。
しばらくすると緑色になります。
そして秋には紅葉。また色づくのですが芽吹きのときの方が鮮やか。
ねこじゃらしのはミニ盆栽に仕立てられたものですから、どれも30cm以下くらいのおチビ。
それでもこれだけ存在感があるのですから庭木にしたらすごいでしょうねえ・・・(笑)