雨になりました。
去年の花ねこ日記を読み返してみたらやはり今頃、雨の記述。
天気予報の菜種梅雨という言葉に「あー、そういえばそんな時期だったんだー。」と変に感心してしまいました。
しばらくぐずつきそうですね。
ルピナスというとどんなお花が思い浮かびますか。
ノボリフジ(昇り藤)ともよばれる大型の花をイメージされる方が多いだろうと思います。
一般的に栽培されるのはラッセル系といわれるマメ科の多年草で、花がたいへんに豪華で、花色も、紅、桃、青、紫、黄、橙など多彩。
これからちょうど花のシーズン。
今日も鉢物市場に鉢植えやポット苗がたくさん出ていました。
実はルピナスにはこれとはまた違った系統の花があるんです。
姿形はそれほど違わないのですが、ずっとスマート。
野草のイメージのするルピナスです。
ルピナス・ブルーボンネット。
ルピナス・テキセンシスとも呼ばれるルピナスの原種の一つで、アメリカ原産の一年草。
アメリカ合衆国テキサス州の州花で、ブルーボンネットとは「青い帽子(のスコットランド兵士)」の意味なだそうです。
今回のこれは切花で出て来たものですが、ポット苗でも出回っています。
ブルーの他に赤やピンクの花を付けるものもあります。
マメ科の植物は直根性で移植による根の痛みに弱いので原則的には直まきをします。
最近はポリポットに蒔いて育てた苗ものがたくさん出ていますが、それも根鉢をくずさないよう植え付けるのがコツ。
切花は思いのほか花もちがいいので季節のブルーのお花としておすすめです。
こんなルピナスの咲き乱れるアメリカの草原って、「大草原の小さな家」の世界なんでしょうねえ。