昨日、花の市場は松市でした。
通常は日曜日って市場はお休みなのですが、年に2回だけ特別に市を開くときがあります。
それが12月の松市と千両市。その日はそれぞれ、その品だけのための市になります。
松の方が先で次の週が千両。これで花屋のお正月用の主力商品がそろいます。
その日でなければ絶対に手に入らないというほどのこともないのですが、やはり品数も種類も一番多いときですからそれなりの存在感。
花屋業界の風物詩というところでしょうか。年の暮れを実感します。
7月22日に載せたキンズの花がこんなになりました。
去年の12月18日にも載せているのですが、やはりこの時期話題にしたくなる植物です。
中国原産のミカン科の常緑低木。キンカンの仲間ですが、一番小さな実(1cm以下くらい)を付ける種類で、果肉はほとんどないので食用にはむきません。
観賞用、特に盆栽などに利用されます。
アップにしてみるといっちょまえにミカンらしい顔しているでしょう。(笑)
昨日からの冷え込みで、今朝は初氷が張りました。
関東以西では庭植えも可能なキンズですが、群馬では外での冬越しはちょっと心配。
早々に店の中に避難です。
それにね、外に置いておくと目ざとい鳥さんがこれ幸と食べちゃうんです。(笑)
柑橘系のオレンジ色も加わって、ねこじゃらしにも年の暮れの雰囲気が漂いだしました。