昨日のつづき。
湯釜から下ってくるとゴツゴツとした岩だらけの場所を通ります。
岩の間からは白い煙。
ここが殺生河原。
白根火山の旧火口であちこちから吹き出しているのは硫化水素ガス。強い硫黄の匂いが立ち込めます。有毒ガスなので小動物ならひとたまりもないということから「殺生」というのだとか。
もちろん駐停車厳禁。
写真なし。(笑)
その上を通って山頂まで行くロープウェイがあり、殺生河原を過ぎたところに駅があります。
実はその駅の側にちょっとした穴場があります。
武具脱の池(もののぐのいけ)。
周囲の木道を一回りしても10分くらいの小さな池と湿地。
道沿いにちょこっと見えるのですが、やはり車を止められる場所がないのでほとんどの人が素通り。実はねこじゃらしも通り過ぎちゃってからオットットットとUターン。
ロープウェイの駅に車を置いて道を渡ればクマザサのなかにちゃんと遊歩道があります。
池まで降りるとポコッと別の空間に入り込んでしまったようにのどかです。
白根でのんびりと落ち着いて紅葉が見られたのはここだけみたいな気がします。
色づいた木々の下にある濃い緑色はシャクナゲの木。
このあたり一帯はシャクナゲの群生地。
でもまだ花の時期に来たことがありません。
この次はお花見だねっ! (笑)
黄色くなりだした唐松。
木道の上にモデル志願の赤とんぼ。
ホントならもうかなり寒くても不思議がないのですが、今年は暖かいからね。
早くお山を下らないと大変だよーと声をかけてさよならしてきました。