満天のお星さまをお友達に、ブンブンと関越を走って花市場へ。
もうすっかり春の花だらけの仲卸さんの店先で、さて今日は何を仕入れようかと考えます。
スイトピーやチューリップは絶対に欠かせないし、バラやユリはあたりまえ。
どうしてもというのではないのだけど、あると重宝な花。
たぶん使い道にも悩んじゃうんだろうけど「あ、これ欲しい!」と思う花。
ねこじゃらしだってそれなりに悩むんです。
今日の「これ欲しい」はミモザ。
マメ科の常緑高木。オーストラリア近辺が原産地。ミモザアカシアともいいます。
日本で栽培されている仲間だけでも数種あり、これは葉っぱが鳥の羽のような形をしている種類。
半耐寒性で暖地では庭木としても使われますが、前橋辺りではやっとなんとかというところでしょうか。南向きの風当たりの少ない場所であれば冬越ししているお宅もあるようです。
さて、これは切枝。
春先には欠かせない花材で、スッキリとしたレモンイエローの花を見かけるとついつい手を出してしまいます。
しかしー、これがなかなか難物!
水あげが難しいというか、すぐに葉っぱが乾燥してパラパラ散ってしまいますし、つぼみは開かずに茶色くなっちゃう。
なにかよい方法があるのでしょうが、今のところはたたいて湯上げくらいかなあ。
プチプチのつぼみで出荷されてくることが多いのですが、開くとほわっとまんまるく化粧パフのようになります。
卵の黄身を裏ごしして振りかけたサラダをミモザサラダっていいますけど、まさしくそんな感じ。
おいしそうって思っちゃう花でもあるんです。