ドラセナという植物名、観葉植物としてよく耳にする名前だと思います。
実はドラセナというのはリュウゼツラン科の中の一つの属の名前で、ドラセナ・○○○というように呼ばれる植物たちの総称なんです。
お馴染みのところでは「幸福の木」という名前で流通しているドラセナ・フラグランス‘マッサンゲアナ’とか
ドラセナ・コンシンネなどがありますね。
サイズ的にも人の背丈ほどの尺鉢からミニ観葉の小鉢まで様々。
ちなみに↑のコンシンネは直径5cmほどの鉢に植わっております。
一般的には鉢物として知られているドラセナですが、花屋の世界では花材として、重宝なグリーン物としてたくさん使われているんです。
ドラセナ・サンデリアナとか
通称ゴッドセフィアーナ(略してゴッド)と呼ばれるドラセナ・スルクロサ・フロリダ ビューティーなどはアレンジメントや花束に使われているのをご覧になったこともあるんじゃないでしょうか。
もちろんこれらも鉢物でも出回ってますし、逆にコンシンネは切花としても出荷されてきます。
正確な意味ではドラセナの仲間ではないのですが、通称 赤ドラ、青ドラ(赤ドラセナ・青ドラセナの略)と呼ばれる
コルディリネ・ターミナリス(ドラセナと同じくリュウゼツラン科)も花材として重宝する葉物です。
↑は赤ドラ。(見ればわかるか・・・笑)
センネンボクの名前で鉢物としても出回っています。
アジア、アメリカ、アフリカの熱帯地域に分布する植物なので寒さには強くありませんが、冬は室内で水やりをひかえて過ごさせれば栽培の難度はそれほど高くはありません。
切花で出てきたものを水に挿しておくだけで発根するほど生命力の強い植物。
挿し木・取り木も容易です。
なんだかまとまりのない話になっちゃいましたが、お店の中を見回したらドラセナがいつぱいあったもので・・・(笑) あ、幸福の木はなかったなぁ。