キャンディータフトという名前で流通している切花です。
アブラナ科のイベリスの仲間でイベリス・ウンベラータというのが本名。
白からピンクの濃淡・紫の濃淡までの花色があり、小花が丸くまとまって咲く姿はまさに砂糖菓子のよう。
イベリスの仲間にはこの一年草のウンベラータなどと、宿根性で常緑の和名をトキワナズナというイベリス・センペルヴィレンス(白花)とがあり、丈の伸びるウンベラータは切花用として栽培されますが、小型のものはガーデニング用の苗ものとしてたくさん出回っています。
ヨーロッパ中部〜南部・北アフリカ・西アジアが原産地。
イベリスの仲間を総称してキャンディータフトということもあるようですが、本来はその中の一つイベリス・アマラ(白花)という原種だけを指す名前らしい。
ホントにまあー、ややこしい。(汗)
名前の詮索はさておき、
可愛いでしょう。(笑)
砂糖菓子という名前がぴったりですよね。
アップにしてみるとアブラナ科の花というのがよくわかります。
紫色のは春に咲くムラサキハナナにそっくり。
菜の花やナズナの花によく似ています。
先端に向ってどんどん咲き進むタイプですから一つずつの花の寿命はけして長くはありません。でも花のかたまりとしてはかなり花もちがよいと思います。
1本の茎が分岐していくつもの花を付けるのでアレンジなどには大変重宝します。
色合いといい、姿といい、春を先取りしたお花を作るのにぴったりの素材ですね。