定休日なのですが、お仕事が入っていたのでいつもどおりに出勤です。
昨日のぐずぐずお天気がウソのよう。
青い空にはうろこ雲? 段々雲? いずれにしても秋の空です。
仕事は午前中で片づいたので、午後からちょこっとお出かけすることにいたしました。
手近な山々での本格的な紅葉のシーズンにはまだしばらく時間がありそうですし、あまり遠くまでは行ってられません。
うーん・・・どこへ行きましょうか。
ドライブするには絶好の陽気だったので、とりあえずは目的なく北のほうへ。
前橋から渋川を通り抜けて子持山方面へ。
子持山って赤城や榛名のようにメジャーではありませんね。
関越道を北に向って走ると、左に榛名山、右に赤城山が現れます。
ちょうどその辺で真正面に見える山が子持山。
以前は北群馬郡子持村だったのですが、町村合併したので今はここも渋川市。
ねこじゃらしが小学生だったころは高学年の遠足で出かけたところなんですよ。
由来のあるお寺や神社があって遠足にはちょうどよかったのでしょう。
そういえばそれからずいぶんと行ったことがありませんでした。
よしっ!それでは子持神社へ行ってみることにいたしましょう。
山の中の小さな神社です。
群馬の山々はどこにも山の神様を祭る神社がありますが、ここ子持神社の神様は女神様。
名前のとおり、ってことですよね。お子さん連れの神様です。(笑)
わかりますか?
ジーッと見ちゃだめですよ。少し離れて眺めてください。
人の足型が窪んでいるでしょう。
小学生の頃に聞かされた話では、確か社殿が火事になり、女神様が慌てて飛び出した時に踏み石についた足跡だということでした。今回ピンボケしてしまったので載せませんでしたが、子どもの足型もあるのです。
神様ってなんて重たいんだろうっ!ってびっくりしたものです。(笑)
万葉集に 「子持山若楓の紅葉まで寝もと吾は思う汝はあどか思ふ」という作者不詳の恋歌が載っているのだそうです。境内に万葉仮名で刻まれた歌碑があります。
賑やかな観光地ではありませんが、この子持神社からさらに登っていくと屏風岩や獅子岩などという奇岩が続くハイキングコースになります。
身近過ぎてなかなか出かける機会のない場所ですが、春の頃にでもまたきてみたいなあ。
帰り道では夕焼けがきれいでした。