お店の中は暖房つけっぱなしですごい乾燥状態。
お店の外もからっ風に吹きさらされてカラカラに乾きまくり。
「お水ください!」コールがあちこちから聞こえてきます。
もちろん緊急事態には急いで水やりしなくっちゃっ!
でもねえ、夜間の冷え込みを考えるとついつい控えめになっちゃうしー・・・
なんの心配もなく水やりのできる季節が待ち遠しい・・・(涙)
それではっ、一気に春にしちゃいましょう!!
花さかじいさんのようですが、花屋にはもう桜が咲いてます。
というか、実はこれ、暮れのうちから市場に出ているんです。
啓翁桜。花市場に一番初めに出てくる桜です。
支那桜桃と彼岸桜の交配から昭和の初期に生まれた桜で、作った人の名前から一字もらってのネーミングなのだとか。
もちろん、自然では春になってから開花するわけで、冬に咲く桜ではありません。
桜の枝には冬の初めまでに来年の春の花芽ができあがっています。
それがある程度の低温を経験したあとで気温が上がるとつぼみになって開花するわけ。
それを利用して切り取った枝を温室の中で暖めることで冬に桜が咲くのです。
「桜切るばか」といわれるように桜って剪定に弱い木なのですが、この啓翁桜は剪定に強く、枝が太くならないので切り花用に最適。
ソメイヨシノよりは一回り小さな花ですが、ほんのりピンクのとっても可愛い桜です。
いくらなんでも、ちょっと早すぎませんかー?なんて思わなくもないのですが・・・ねえ。(笑)
こう寒いと春が待ち遠しくってたまりません。
一足先にほんの一枝でのお花見なんていかがでしょう。