本日はバレンタインデーですとか。
今では普段から女の子のほうが積極的みたいな気がしますけど、まだバレンタインデーの存在価値って高いのかしら。
女の子からというのにこだわらず、ついでにチョコレートにもこだわらずに愛しい人へ想いを伝える日になってくれると花屋の活躍の場も増えるのではないかなあと・・・
来年はそうしましょうよ、ね!(笑)
季節先取りが花屋のお仕事。
多少いきすぎの感が無きにしもあらずですが、12月には春の花が勢ぞろい。
桜だって年末から出回ります。
でもね、どうしてもその時期でなくてはダメというお花もあるんです。
たとえばこの桃の花。
こればかりはあまり早々と出回ることはありません。
初節句のお家がお雛さまを飾りだす2月初めにぼつぼつ出荷が始まって2月末まで。
おひな祭りの前にだけ出回る花。
旧暦ですと本当に外の桃の木に花が咲くころ(4月初め)が桃の節句。
つまり今出回っている桃は温度と湿度を上げて人の手で開かせた花なのです。
ですから冷たい風に当てたりするとせっかくのつぼみが紫色に変色してダメになってしまいます。そういうのを花屋では桃が風邪を引くなんていうのですが・・・
なるべくつぼみがふっくらと大きくなっているもののほうがいいのですが、そうなるとちょっとした衝撃でポロッと落ちやすいというのが桃の花のつらいとこ。
扱いをていねいにしてなるべく暖かい場所に飾ってやってください。
定番の菜の花はもちろん、スイトピーやフリージア、マトリカリアなどと合わせてもかわいいですよね。
ほんの一枝で春の気分。三月雛の月はもうすぐです。